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ミュージカル「JURSEY BOYS」team greenレポ

10月のレポもう一つ!

そう!「ジャージー・ボーイズ」を観に行きました!with友人!

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日生劇場でチームグリーンです!友達の推しがいるので!

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ジャージー・ボーイズ」とはなんぞやと思う人に向けたコピペのあらすじです。

 


はじまりはニュージャージー州の貧しい片田舎。

“天使の歌声”を持つフランキーは、成功を夢見る兄貴分のトミーとニックのバンドグループに迎え入れられる。早速3人での音楽活動をスタートさせるが、フランキーの歌声をもってしてもグループには未だ何かが欠けていた。

鳴かず飛ばずの日々が続く中、作曲の才能溢れるボブが加入する。フランキーの歌声に魅了されたボブは、その声のために曲を書きたいと思うのだった。しかし金もコネもない彼らを待っていたのは過酷な下積み生活。そんな中でも彼らは自分たちの音楽を磨き、それぞれの才能を開花させていく。そしてついにボブの楽曲と4人のハーモニーが大物プロデューサーの目に留まった。彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」としてレコード会社と契約し、《Sherry》をはじめとする全米ナンバー1の楽曲を次々と生み出していく。ヒット曲につぐヒット曲、長期にわたるツアーで、家族を顧みずに酒と遊びを繰り返す日々が続く。富も名声も手にしたはずの4人だったが、輝かしい活躍の裏では、莫大な借金やグループ内の確執、家族の不仲など、様々な問題が勃発し、彼らの固い絆を蝕んでいった。それらはやがて取り返しのつかない大きな軋轢となり、グループを引き裂くのだった。

成功と挫折。あまりに劇的な春夏秋冬を駆け抜けていく4人がその先で見たものとは―。

 


四人がそれぞれ語り手になってグループの栄枯盛衰を語り継ぐのだけど、エンターテイメントの悲哀というか、Bohemian Rhapsodyを彷彿とさせるような(というかきっとどこのグループでもあったんだろうなというような)すれ違いがツラい。

トミー(尾上右近)が最初の語り手なのだけど、仕切りたがり屋だわ、見栄っ張りだわやなやつ〜!って思ってたんだけどやっぱりそこにも弱さや影があって憎みきれないのよね。尾上さんはお初にお目にかかりますなのですが、ワルが似合う!(悪い男ではなくワル!)ワルの中にある弱さが苦しいくらいに感じられて、トミーお前さぁ…ってなった。

そんなトミーに見出されたのがフランキー・ヴァリ花村想太)。最初はキュルキュルの少年で歌い出したら変幻自在のハイトーン。冷静に考えてよく歌いこなせるな、と震えた。劇場の隅々まで輝かせてくれるような圧倒的な美しい歌声だった。本当に花村くんすごい。お噂はかねがねで、今回初めて観たけど圧倒される。伸びやかでまっすぐ届かせられる歌声はどこにいても人の心を震わす。そんなキュルキュルのフランキーが人を信じたくて、うまくいかなくて、一人になってもフォーシーズンズであり続ける姿が本当に苦しかった。弱く見えて強かったのがフランキーだった。

ニック(spi)は柔らかな安定感。spiさんのことはたくさん拝見しておりまして、滑らかで包み込むような唯一無二の歌声で素晴らしかった。spiさんはいつも素晴らしいけど今回はそれを役で感じた。歌に注目されがちなのだけど役作り・演技がすごい!(語彙力)うまく言えないのだけれど、力を抜くことができるというか、イメージとしては一歩歩けばその役だったというか、そんなふうに舞台セットから世界が想像できて眼前に広がるように、spiさんであることを忘れるくらいニックだった。すごい役者だよ本当に…。ちなみにニックが辞める時のことを自分で回想している場面で「辞める」って自然に口から出た、と言ってて「わ、わかる…」ってなった。

ボブ(有澤樟太郎)は、というか有澤くんはスマートでクレバーな役が似合うなぁとしみじみ思った。元の声が低くて落ち着いているから、筋道立てたことを言うととても説得力があるように感じられる。あとは歌っている時がとても楽しそうでニッコニコでわたしもニッコニコしてしまった。後から入ったからこそのトミーとうまくいかなかったこと、フランキーの才能に心を打たれたこと、ニックとの関係、複雑な役だったけどそれは有澤くんがうまくまとめていた。後から加入する役なのでいつくるのかな???とワクワクしながら観ておりました。

 


四人のハーモニーが重なり合った瞬間に違う世界に飛ばされたかのように夢みたいな瞬間だった。歌の厚みも華やかさもこんなふうに出せるんだって、ミュージカルの凄さを感じたしこれを歌いこなせるキャスト陣すごすぎる。

あとはフォーシーズンズやフランキー・ヴァリという名前は知らなくても、知ってる曲が結構あってびっくりした。一番は「Can't Take My Eyes Off You」だった。この曲フランキーが元々歌ってたんだ…

あとはグッズにペンラがあってカテコで振れるので嬉しかった。ペンライトかわいいのでオススメ。

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こういうグループって色々あるからこそ儚くて美しいのね、としみじみ思った。そして一瞬のきらめきが永遠に人の心に残り続けるんだろうね。その切なさを感じたストーリーだった。

だからこそラストシーンは美しくて、自然に泣けてきた。一瞬のきらめきのフォーシーズンズをまた見ることができたから。儚くて美しくて苦しい物語だった。

 


本当これわたしの推しもかつて出ていて、観たかった…その時に観たかった…

ちなみに友人と観た後推しがやってた役、推しにぴったりだよねと盛り上がった。

 


あと初!日生劇場だったのだけどめちゃめちゃいい劇場で心地よいし天井高いからセットがめちゃめちゃ良くて最高だった。

ジャージー・ボーイズは今地方公演の真っ只中なのでチケットを持ってる全ての人が劇場で観ることができて、最後までカンパニーが駆け抜けられることを願ってます。

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チケットを取ってくれた友達ありがとう…最高!!